ダイソン掃除機バッテリー復活

家庭

ダイソンの掃除機、ハンディーで軽くて重宝していますが、ある日突然スイッチを握っても動作しなくなりました。
その前に兆候らしきものがあって、5年経ったころから動作時間が短くなってきて心配はしていたのですがとうとう動かなくなりました。
動かなくなったダイソンは、スイッチボタンを握ってもLED(赤丸の部分)が赤く32回点滅するだけで、うんともすんとも言いません。

バッテリーを買い替えなければならないようですが、同様の症状をネットで調べたところ、動かないのはバッテリーの充放電を制御しているBMS(バッテリーマネジメントシステム?)が動作制限していることが原因のようです。6本あるバッテリー間の電圧の差が一定程度以上になると、電力の供給を停止するようです。
バッテリーの箱を開けて、一つ一つの電圧を図ってみると、一番低いものが3.58V、一番高いものが3.89Vでその差は0.31Vと一割近く電圧が異なっています。
さらにネットで調べると、バッテリー間の電圧をそろえて、かつ先ほどのBMSをつかさどっているマイクロコンピュータのデータを修正して、再び使っている人のYOUTUBEを見つけました。
これを見て、修理の虫がムズムズし始めました。
ただ、データの修正はハードルが高そうなことから、なかなか取り組めなかったのですが、根気強くYOUTUBEで調べていたら、修正のためのソフトや道具まで紹介している方がいたので、やってみました。
まずは、6本あるバッテリー電圧を揃えることに取り組みました。リチウムイオン電池は、4.2Vを超えてはいけないようなので、全部の電池を一本ずつそれぞれ4.1Vまで充電しました。
そして、PICのデータ修正のための道具の入手です。
BMSに搭載されているPIC16LF1847というマイクロコンピューターはMicroChip社が販売しているものなので、これにデータを読み書きできるPickit3という道具を、おなじみのAmazonで入手しました。
次に、これを使ってデータを修正するためのソフトを入手します。
これもMicroChip社が提供している「MPLAB IPE」というソフトを私のパソコンにダウンロードしました。
PICのデータ修正に際しては、先ほどのPickit3に付属してきたコードだけではPickit3とBMSがつなげないので、こんなものを手作りしました。

以上で準備終了です。
さあ、いよいよデータの修正です。
パソコンとPickit3をつなぎ、さらにBMSへつなぎます。
この3つをつないだのが以下の画像です。

まず読み込みをやってみます。
読み込んだデータがこれ。

この中の丸印部分の数値を、00と7Fに修正します。
修正後がこれ。

これをBMSに書き込みます。
あとはバッテリーをケースに入れて掃除機に組付けるだけです。
これで掃除機が動くようになりました。
復活したバッテリーは、以前より動作時間が短くなったものの、日頃の掃除には十分な時間動作してくれます。
これでまたしばらく活躍してくれるでしょう。

今回のネタは、ハードウエア部分よりソフトウエア部分に時間をとられるので、これまでの修理とは違ってパソコンに向き合う時間が長くなりました。
ただ、半田こてやスパナを持つことなく、ソフトウエア部分に手を加えることで結果が出る修理も面白いなとおもいました。
もし、これを読んでチャレンジされる方は、自己責任でお願いします。

参考にしたサイトは下記のとおりです。
貴重な情報を掲載していただいているサイト主様にこの場を使って敬意を表するとともに感謝いたします。

参考HP
http://cba.sakura.ne.jp/index.htm →Q&Aの小部屋→PICマ
イコンのプログラム書込み、データ変換方法がわからない。

参考YOUTUBE
・ダイソン掃除機(DC62)赤点滅の純正バッテリーを修理
・[ダイソン]使えなくなった〇バッテリーを復活させる!
dyson V7 triggerpro

タイトルとURLをコピーしました